冬山レスキュー講習会【クラス3】参加報告 2014年1月
場所:土合の家/群馬県
日時:2014年1月24日~26日
受講クラス:冬山レスキュー講習会【クラス3】
- アバランチトレーニング(雪崩に対応した一連の動作を学習する)
- トランシーバーの種類と特性・・電波特性、捜索方法の学習
- プロービング・・・プローブの種類と使い方について学習
- 掘り出し・・・ショベルによる掘り出し方法、V字コンベア
- ロープワーク
- 引上げシステム・・直引きと1/3システムによる引上げ
- 立木を利用した搬送・・・クリップコンティニュアンスビレー
- 流動分散・・・直接ロープを使いインラインフィギュアノットによる3点からの流動分散の取り方とスリングびよる固定方法
- 支点の取り方
- スノーピケットの種類と打ち方・・・支点を埋めるためのプラトーを作製する充分に踏み固める事が重要(1m方)、ピケットの打ち込み角度は17度傾ける、プラトーの強度と深さは20~30㎝以内とする
- 土嚢による支点・・・頭大位の大きさになるように土嚢に雪をつめて、スリングをクローブヒッチで結びスリング出す溝を掘りプラトーに埋める、
- ブッシュ、芝による支点・・・細い芝を束ねてスリングで全体をハーフヒッチ(いわし)で10センチ間隔で3か所以上で束ねる、同じ物を3か所以上
- 柴、枝を使う・・・柴を束ねてスリングでクローブヒッチで結びつけ全体をハーフヒッチで10センチ間隔で3か所以上束ねた物をプラトーに埋めてスリングを出す溝を掘る。
- シェルターにつて
- ・スノーマウントの作成・・・悪天候からの一時的避難場所、捜索の一時的拠点として使用を想定する。作成方法はザックとツエルトを使って30分以内位で作る。
- 雪崩に関する講習
- JANの講師による雪崩に関する講義・・スライドを使った机上講習
- ショベルを使ったコンプレッションテストなど
- 低体温症について
- 熱の喪失(対流、蒸発、放射、伝導)が熱の産生(防寒不足、カロリー不足、水分補給不足など)を上回ると低体温症になる。予防として衣類、水分補給、カロリーの補給、ビバーク、早期発見、加温など
- 遭難者の救助のシュミレーション
二次遭難の回避・・・メンバーの確認、リーダーの設定、逃げ道の確保
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初動パトロール・・・遺留品の確認、地形からの判断して埋設位置の想定
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トランシーバー捜索・・・捜索範囲の絞込みして熟知者が最後の絞込み
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プローブ捜索・・・四,五人で横一列でプローブ捜索
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遭難者の掘り出し・・・ヒットしたらプローブは抜かずにV字コンベアによる掘出し、頭の位置と気道の確保、早期保温
搬送・・・ツェルツを使ってパッケージして状況に応じた搬送
