第1回関東小中学生選抜クライミング選手権大会

 11/2(日)第1回関東小中学生選抜クライミング選手権大会が千葉県立幕張総合高等学校で開催されました。

昨年まで開催されていた関東地区クライミング選手権大会が役目を終え、参加数の多いジュニア層に的を絞っての第1回開催となりました。

主催・関東地区山岳連盟、主管・千葉県山岳連盟で、国体、印西ワールドカップ等多忙なスケジュールの中、企画開催に尽力された千葉県山岳連盟競技委員の目次先生に感謝いたします。

森島選手


 選手60名(男子33名・女子27名)がリード競技、予選オンサイト1本、通過8名(小学生、もしくは中学生が最低3人決勝進出)が決勝オンサイト1本に挑戦しました。

当県からは、森島皐介(もりしまこうすけ/都留第2中3年男子)、田中涼(たなかりょう/田富中2年男子)、宮下涼(みやしたすず/勝山中1年女子)の3名が参加しました。

競技経験の浅い3人が現状を把握するにはちょうど良い大会、3人とも決勝へ進めませんでしたが、他県のジュニア達のクライミングを見てそれぞれに刺激を受けたようです。

男子は中学2年生が、女子は小学6・5年生が台頭しており、そのクライミング技術の高さも素晴らしいものがありました。

特に小学生女子は短いリーチにも関わらず、出し手の逆足のスメアリングの位置が正確で、一見届かないホールドもスタティックに保持してきます。

核心部でも一つのムーブにこだわらず、2・3種類のムーブを繰り出して越えて来る引出しと冷静さを持つ選手もおりました。

また、数年前はボルダリンクを主にした選手も多く見られましたが、リードが得意な選手が増えています。日頃から相当数登り込んでることが伺えました。

今回アイソレーションルームに同行、山梨チームのメンタルフォローをしながら他県の選手の様子を見ました。

結果を残している選手は、当日までにしっかりと練習してきたことが自信、冷静さに繋がっており、挨拶ができるなどクライミング以外の部分でもしっかりした選手が多いと感じました。


田中、森島、宮下


JOCジュニアオリンピックカップ(8月)、日本ユース選手権(3月)、ジャパンユース(4月)等、ワールドユースカップ、アジアユース選手権に繋がる大会を目標に置くならば(他県の選手は既にそうです)、

少なくとも1年前から計画を立てて、国内大会の当日に最高のパフォーマンスが出せるように弱点を克服していく必要があります。

選手の意思、親御さんの協力、指導助言出来るコーチ等、努力すべき点があることと、選手達は環境が整っていくことでまだまだ上達する可能性があります。

今後とも皆さんの指導、応援をよろしくお願いいたします。

リザルト/田中涼・男子22/33位、森島皐介・男子26/33位タイ、宮下涼・女子16/27位

(競技委員選手強化コーチ/安田賢)