初級雪山登山教室 2019

2019 初級雪山登山教室・報告

 今回は、当初21人の申し込みがあったが、机上学習会までに2人、実践登山教室直前に2人がキャンセル。最終的な参加者は、17人であった。2月3日(日)、13:00より、小瀬スポーツ公園武道館(甲府市小瀬町)研修室にて机上学習会を開催。参加者14人、スタッフ5人が出席。資料をもとに、冬山の基礎事項について知ったり、考えたりする時間をもった。

2月16日(土)は、山頂部を雲に包まれた八ヶ岳を見つつ、美濃戸口8:00の集合。準備をして、例年になく雪の少ない林道から、南沢登山道を経て、行者小屋へ移動。途中で、ラッセルの体験も行った。昼食後、1時間半程文三郎道の途中まで登って、アイゼン歩行についての講習会を実施。夕方、後発隊が合流。小屋、テント、ツェルトに分宿した。


『ラッセル中!』


2月17日(日)は、天気快晴。8:00に-17度の行者小屋前に集合。17人の参加者に5人のスタッフが随行。赤岳鉱泉を経て、硫黄岳登山を行った。下山してくる登山者から、稜線の風の強さを伝えられていたが、我々のタイミングには風も凪いでいた。硫黄岳山頂で記念撮影をして、下山。16:00前後には、美濃戸口に戻って解散した。


『文三郎道にて講習中』


『ただいま休憩中』


『硫黄岳山頂テイク①』


『硫黄岳山頂テイク②』


 解散時に頂いた教室に対する御意見では、○基本事項を教えてもらえてよかった。○具体的に教えてもらえてよかった。○自分ではわからないこと(ex装備が合っていない等)を指摘してもらえた。といった感想の反面、●練習時間が少なかった。●滑落停止の訓練をしてみたかった。●全体的にもう少し細かくスケジュール、持ち物を知りたかった。という意見もあった。また、夏山等の教室開催やロープワークについて知りたいという声も聞かれた。来年度の教室開催は、現時点では未定だが、委員会として検討材料としたい。

                                   指導委員会 辻