瑞牆山十一面左岩壁 山河微笑ルート:嶺朋クラブ
会名: 嶺朋クラブ
山域: 瑞牆山十一面左岩壁 山河微笑ルート
日時: 平成24年5月13日 快晴
メンバー:大原(しきしま)、深澤(嶺朋クラブ)
瑞牆山十一面は植樹祭公園の正面に望む岩峰で、クラックを辿るルートが何本も引かれています。
山河微笑(さんがほほえみ)は、看板ルートベルジュエールのある正面壁の左の岩峰に引かれたルートです。
瑞牆山マルチの手始めとして、またこれまでいろんなクラックを経験してきた集大成として、今回挑戦してみました。
大にぎわいのボルダーエリアを抜けて急坂を40分くらい登ると、はるうららなど有名ルートがいくつもある十一面末端壁にでます。
ここからさらにガレ場を20分くらい詰めると大穴のある正面壁と左岩壁の基部に着きます。
1P:クラックーフェース 5.8 深澤リード

取り付きは洞窟左側の薄暗いコーナー。最近降った雪がまだ残っていました。
出だしのワイドクラックが悪く、デカキャメ6番をさっそく投入。
崩壊している中間部は大きく巻いて左のてフェースを登る。簡単だけどプロテクションがとれず怖い。
カクカクしてロープの流れが悪くなってきたところで木の生えた広いテラスに到着。
出だしのワイドクラックが悪く、デカキャメ6番をさっそく投入。
崩壊している中間部は大きく巻いて左のてフェースを登る。簡単だけどプロテクションがとれず怖い。
カクカクしてロープの流れが悪くなってきたところで木の生えた広いテラスに到着。
2P:チムニー 5.7 深澤リード

迫力ある大チムニー。お約束のチョックストーンもあります。
ギアを詰まらせてグレードのわりに奮闘してしまいました。
暗く長いチムニーを抜けるところはすっきり爽快。
広く快適なテラスからは、雪を纏った南アルプスがクッキリ見えました。
ギアを詰まらせてグレードのわりに奮闘してしまいました。
暗く長いチムニーを抜けるところはすっきり爽快。
広く快適なテラスからは、雪を纏った南アルプスがクッキリ見えました。
3P:クラック 5.9 大原リード

取り付きの木に助けられて離陸。
始めの右上クラックは、的確なジャミング技術が必要。
中間部以降は快適なコーナークラックでサクサク登れます。
終了点はまた広いテラス。目の間に正面壁のモアイフェイスが迫ってきます。
良い天気なのに、今日は自分たち以外に誰も登っていないようです。
始めの右上クラックは、的確なジャミング技術が必要。
中間部以降は快適なコーナークラックでサクサク登れます。
終了点はまた広いテラス。目の間に正面壁のモアイフェイスが迫ってきます。
良い天気なのに、今日は自分たち以外に誰も登っていないようです。
4P:オフィズス 5.10a 大原リード

最終ピッチの取り付きは右下のテラス。慎重にクライムダウン。
頂に続くワイドクラックが、なんだか楽しそうな雰囲気を醸し出しています。
自分はフォローだったのでレイバックで強引にあがりましたが…
登りきって左に移動したところがてっぺんで、眼下に植樹祭公園が望めます。
山族'79黄泉ルートの終了点のボルトから懸垂下降。
頂に続くワイドクラックが、なんだか楽しそうな雰囲気を醸し出しています。
自分はフォローだったのでレイバックで強引にあがりましたが…
登りきって左に移動したところがてっぺんで、眼下に植樹祭公園が望めます。
山族'79黄泉ルートの終了点のボルトから懸垂下降。

4ピッチだけですが、各ピッチともスケールがあり、その内容も、クラック、オフィズス、チムニーと変化に富んで楽しめるルートでした。
瑞牆山のクライミングは敷居が高いイメージがありましたが、大型カムと少しのワイド経験があれば山河は微笑んでくれると思います。
地元の山で自由にクライミングができる喜びを感じた心に残る一本でした。
瑞牆山のクライミングは敷居が高いイメージがありましたが、大型カムと少しのワイド経験があれば山河は微笑んでくれると思います。
地元の山で自由にクライミングができる喜びを感じた心に残る一本でした。