雪稜クラブ

名称 雪稜クラブ せつりょうくらぶ
設立 昭和23年
代表者 岩間 修
会員数 男:00名 女:00名 計:22名
活動内容  
集会日時 第3水曜日午後7:00~ 甲府市で例会
会の紹介
戦後間もない昭和23年、雪稜クラブの前身となるヤングフレンズケルンソサエティー(YF)が、山とスキーの会として甲府で創設された。
昭和27年、YFは当時の山梨県山岳連盟会長 百瀬舜太郎氏の命名により雪稜クラブと改められ、より活発な活動を展開することとなった。
昭和20年代の会は、夏は山、冬はスキーという形態で運営されていたが、社会人山岳会活動が盛んになってきた昭和30年代に入ると登山をスポーツアルピニズムの実践の場として捉え、積雪期登山、岩登りなどを中心としたより厳しさを求める活動を行うようになってきた。
この頃の代表的な活動として、当時まだ未踏であった農鳥岳大唐松尾根の積雪期極地法登山があげられる。
以降、多くのメンバーが会の活動に参画し、活動内容は年代により差異はあるものの、中部山岳を中心として日本中の山々に足跡を残し、連綿とその歴史を繋いできている。
登山自体の低迷による会員の減少、女性会員が半数近くを占めた時期など、これまで様々な変遷をたどってきた。50年という歴史がある割には、現在動いている会員と先輩会員との接点が少なく、良いのか悪いのか、平成以降は20~30代を中心に、レベルアップを積極的に求める会員の入会もあって、再び自由活発にバリエーションに富んだ山行を行うようになってきた。
剣岳・穂高・北岳バットレス・谷川岳などでの岩登り、積雪期の槍・穂高・剣岳・北岳・後立山、八ヶ岳や東沢などでのアイスクライミング、東北・北アルプスでの山スキー、上越周辺の沢登り、5.12を目指してのフリークライミング、百名山達成を目前にした人もいれば、原始温泉ツアーを楽しむメンバーもいる。また、種々の機会を通じて、海外登山へと足を延ばす会員が出てくるなど、多彩な活動状況を呈している。
しかしながら、各自の自由な発想のもとに多彩な活動をしているという点で、それぞれがばらばらになって、まとまりのない会となってしまうきらいがある。このため、テイタラク山行などとして、一般ルートをごちそうを背負ってゆっくり登り、山でうまいものを食べて、大いに歌い会員相互の親睦を図ることも行っている。他の会でも行っている、月見山行の他、最近では雪洞を掘って宴会ということもして、ハードな登山とのメリハリを心がけている。
例会は、月1回行うが、この他に気象や高山植物、遭難対策についての勉強会を定期的に設けるなどして、山岳全体への理解を深めることを行っている。
これらが功を奏してか、平成9年5月の鹿島槍では会員の相互連携により、東尾根で遭難した他パーティー登山者の救助活動をするなど貴重な体験もしている。
平成10年の正月山行は、会の50周年を記念して、近年はほとんど人の入っていない農鳥岳大唐松尾根をトレースし、先輩達の苦労の跡をたどった。
このように様々な活動を展開してきてはいるが、近年、会員が固定化の傾向にあることから、今後につなげるため、新しいメンバーの入会を積極的に行い、山の素晴らしさを伝えていけるように導いていくことが必要な時期にきている。
会員募集  
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