平成24年度 山の日記念事業 「山梨百名山チャレンジ登山」


今年のチャレンジ登山は、日蓮宗の総本山久遠寺のある身延山(1153m)です。

8月5日、甲府市内の登山ショップ「エルク」と甲府駅に集合、7:30にバスで身延山に出発した。身延では、門前仲町の駐車場で都留からの16人と現地集合の3人が合流し、支援も含め総勢58人が5班に分かれ、軽い準備運動を行った後8:50に山頂を目指し駐車場を出発した。

駐車場から山頂まで、表参道の登りの標高差は900m余りだが、核心部は三門から久遠寺本堂に続く287段の石段だろう!参加者の皆さんは、年齢層が高いためか息を切らせ登る人が多かった。

この道には、山頂の思親閣までの間に「丁」表示の石碑が50個設置して在り、山頂までの距離が判るようになっている。中間点の25丁には、奥之院登詣の大光堂があり、ここまでの道はコンクリート等で舗装されており、登山靴より運動靴が向いている。大光堂には、休憩所があり白装束の参拝者が沢山休んでいた。その後は、未舗装の道を山頂に向かい12:25には全員が山頂展望台に到着した。今回、山頂まで3時間程度かかったが、ロープウェーを利用すると680円かかるが7分で山頂駅に到達することが出来る。

展望台で昼食を取った後、ロープウェー山頂駅の横の裏参道を下る。追分の感井坊からは、七面山道を赤沢宿方面に下る。途中の十萬部寺では、女将さん?に身延山の裏側と言ったら「こちらが表です!」と言われてしまった。この道は、昔から信徒が七面山参拝に向かう主要な道だったらしいが、十萬部寺から下る道は至る所に昨年の台風の跡が残っており、崩壊も激しく以前のように角瀬からは車では登れない。

赤沢宿には2:50頃到着した。ここは、重要伝統的建造物群保存地区に選定されて、石畳の両側の家々には昔の風情が漂っている。かってここは、参拝客が泊まった宿場なのだ。宿唯一の蕎麦屋で「蕎麦を食べられますか?」と尋ねたら、営業が3時までらしく今から蕎麦を打たなければならないので出来ないと断られてしまった。商売気の無い人だ。角瀬の南アルプスプラザに、3:30に全員無事到着した。その後、解散式を行い2台のバスに分乗しそれぞれ帰途についた。帰りがけに、エルクで近藤さん心尽くしの桃が参加者に配られた。

小宮山 記



駐車場での出発前の準備運動


山門からの菩提梯


登山道


頂上展望台


赤沢宿