日本山岳協会山岳レスキュー講習会 参加報告

日本山岳協会山岳レスキュー講習会

日 時 平成26年9月26日(金)〜28日(日)、2泊3日

場 所 国立登山研修所(富山県立山)

参加者 山梨県からの参加者3名      
    近藤副会長:講師補助
    竹村(岳心会、富士山レンジャー):縦走、ハイキング
    深澤(嶺朋クラブ):クライミング・セルフレスキューB

講習内容 クライミング・セルフレスキューBについて報告。

 1日目:①支点やロープの強度について
     ②ロープワークと支点の作成 ・ ワイヤー南京・ラビットノット ・ インラインフィギュアエイトノット ・ 流動分散と固定分散
     ③懸垂下降とセカンドレスキュー ・ フリクションノットによるバックアップ ・ 振り分け救助の基本    
     ④(夕食後)ビレイデバイス使用時の注意点

 2日目:⑤リーダーレスキューのシミュレーション ・ 仮固定から自己脱出 ・ 登り返しと救助用の支点作成 ・ 振り分け救助
     ⑥カウンターウェイトによる救助

 3日目:⑦ロアリング ・ ディスタンスブレーキ ・振り分け救助
     ⑧ライジングシステム ・ フリクションノットを使った1/3引き上げシステム ・ マイクロトラクションを使った引き上げシステム
     ⑨背負搬送 ・ ロープやスリング、ザックを使った搬送 ・ リレー式のビレー

感 想
 クライミングを楽しむ以上、セルフレスキューの知識は必要だとはわかっていましたが、登って遊ぶことばかりに時間を使ってしまい、きちんと学ぶ機会がなかったので、今回の講習会は勉強になりました。
 専門書やインターネットで事前に学習してきている受講生が多く、講習会に参加する姿勢について刺激をうけました。セルフレスキューはとくに、基本的な結び方や道具の操作ができることが前提で講義が進められていくため、予習は必須だと感じました。
 今回習った技術を現場で再現し救助に当たれる自信はありませんが、習ったった個々の技術は、普段のクライミンングでも生かすことができるかもしれません。きちんと復習をして知識や技術を身につけたいと思います。

報告:深澤