初級登山教室2015 報告

実践登山教室 報告

 本年度から日山協のテキスト「安全登山実践講座 基礎編」を基にした登山教室を開催しました。一般登山者向けの、しっかりした内容なので中身の濃い教室ができたと思います。参加者は3名。予定より少なくなりましたが、広報不足・方法を一考しなければいけません。講師は上原昭則・望月啓治で担当しました。


■7月11日 第一回学習会  計画書・歩き方・登山用具等、登山のための基本講座

 登山の基本を解説。テキストの順番ではなく、とりあえず必要な内容を選んで学習しました。


■7月19日 第一回実践登山 大菩薩峠山行 

 基本学習の実践としての山行。靴ひもの締め方から始め、歩行順・ペース配分・休憩の摂り方等を実施する。みんな全くの初心者ではないので、次々と疑問点などの質問が出て充実した山となりました。連休中の日曜日ということで大勢の登山者が来ており、改めてこの山の人気を認識しました。


■8月15日 第二回学習会  読図・天気図・レスキュー等、登山知識を養う講座

 知っていればより安全に山へ行けるための内容でした。地図読みも大まかな話しかできず、内容も深いのでこれだけで一講座になってしまいそうです。天気図も今はスマホ等で見ることができるので、気象通報を使った作図の必要性がどこまであるかわかりませんが、基本としては大事かと思います。ただこれも一時間やそこらでできるものではなく、消化不足になりました。レスキューにしても同様に時間不足でした。基本講座とすればこれでいいのかもしれませんが。


■8月23日 第二回実践登山  瑞牆山

 仕上げの山行。急登の登山道でハシゴ・鎖・ガレ場があり、歩き方を解説するのにはちょうどいいコースです。小雨とガスになってしまい、見通しがなかったのが残念でしたが、それなりの読図を行ったり、岩場での三点支持の仕方・有効性などを学習出来ました。
 予定通りに山頂へ。この山も人気があり頂上には40人位はいただろうか。汗をかいた体に理事長提供の温かいみそ汁がなんとも美味かった。
 この山での勉強は、急な下りです。膝のクッション・落石・フラットフィッティング等、慎重にしっかりと体験することができた。

 二回目のチームとなると、みんな打ちとけ合い楽しい山行となりました。

机上2回、実地2回という行い方はかなり充実した講習にはなります。ただ日時の設定、費用等、もう少し検討しなければならないかと思います。参加の方からは好評をいただきました。このような講座がもっとあるといいともいわれました。前向きにいろいろ考えましょう。

 上原

7/19 大菩薩峠


8/23 瑞牆山


8/23 瑞牆山