初級雪山登山教室 2018

2018雪山登山・報告

 

 参加者は、学生4人・山梨在住2人(50代 60代)・県外在住3人(40,50,60代女性2人)とバラエティーにとんだ受講生となった。

 例年同様、2月4日に小瀬にて机上学習。上原が講師を務める。やはりこの勉強会は大事で、後日の反省会でもでたが、技術的な説明を聞いてそれを実地で行うことが理解をより深めるようだ。今回はみんな装備などはしっかり持っていましてが、その使い方、有効性なども学習会と現場での使用でよくわかったようだ。(学習会の後で2名の参加申し込みがあったが、やはり勉強会を行っての実地ということで丁寧にお断りした。)

 

 17・18日で八ヶ岳硫黄岳へ。県外参加者と美濃戸口で8時に合流。途中ラッセル遊びをしたりして昼過ぎに赤岳鉱泉に到着した。学生は梨大、上智それぞれにテントの設営。昼食後にジョウゴ沢で予定していた講習を、中山乗越方面の斜面に変更した。雪が豊富にあるので、歩行・ラッセル・アイゼンワークをしっかり練習する。また雪の中でアイゼンの着脱が結構大変であったようだ。斜面で滑落停止もできればと思ったが、やはり雪が軟らかすぎで形だけの講習になった。



8日は好天となる。今まではホワイトアウト・強風・雨といった厳しい条件での登山だったが、今年は少々の風と冷え込みくらいで楽しい山になった。喘ぎながら(私だけ?)赤岩の頭へ。防風対策をして硫黄へ向かう。アイゼンをひっかけないように注意しながら頂上へ。記念撮影して下山。、ここからのアイゼンワークに特に注意するよう指導しながら下る。赤岩のところで雪面の弱層検査をする。軟らかい層と硬い面がはっきりわかり、少しは勉強になっただろうか。雪柱を作って層のズレをやってみてもよかった。(反省)






問題なく山行を終え、小淵沢道の駅で反省会をして解散する。

参加者の発言の中に、細かいところまで指導してもらい有意義だった、という感想があった。参加者9名対して4名の指導員ということで目が行き届くということはあるのだろう。それが、山梨岳連の行なう講習会のいい処とおもっている。

 今回の指導員  古屋・中澤・望月(英)・上原でした。

 

指導委員会 上原昭則